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大学院生って遊んでる?普段何してるの?リアルな実情を現役博士院生が解説

- 大学院生活に興味がある!
- 大学院生って遊べてる?
- そもそも大学院生って何してるの?
- 大学院生さん、教えて!
大学院生って遊んでる? 結論
遊べるしサボれるけど、サボった分だけ自分に返ってくる

「大学院生って、毎日何してるの?遊んでる時間多くない?」
そんな疑問を持ったことがある方も多いかもしれない。
確かに大学院生って自由に見えるし、遊んでるように見えることもある。



でもその裏には…意外と知られていない苦労やプレッシャーがある。
今回はそのギャップについて、現役博士大学院生である私が実体験を交えながら記していく。
大学院生って遊んでる?普段何してるの?
大学院生の主な仕事は「論文を出すこと」
大学院に通う目的は、一言で言えば「自分の名前で論文を出すこと」。
特に博士課程では、国際的な学術ジャーナルに論文を投稿し、他の研究者からの承認を得る必要がある。
それがないと、博士号を取得できない。
修士課程では必ずしもジャーナルへの投稿は求められないが、博士課程ではそれが必須。



つまり、世界中の誰もやっていない新しいことを証明しないといけないわけだ。
たとえるなら、「教科書に新しく1行を書き加える」ようなことで、これはこれで結構たいへんなことなのである。
研究はチームプレイ。でも一人で考える時間も大事
もちろん、すべてを一人で進めているわけではない。
所属する研究室には既存のテーマがあり、指導教員や同僚たちとディスカッションしながら研究を進めている。



ちなみに私が所属しているのは、いわゆるバイオ系・医学系の研究室。
主に細胞実験や動物実験を行っており、日々実験・解析・データ整理などを行っている。
実は“書類作成”も重要な仕事



最近でいうと、私は「学振(日本学術振興会特別研究員)」の書類作成に追われていた。
これは、採用されれば月20万円の研究費支援が受けられる制度。
応募書類には、自分の研究の意義や将来性をアピールする必要があり、就職活動のエントリーシートのような役割も果たす。
倍率は非常に高く、採択率は10〜20%程度。
だが仮に通らなくても、自分の研究を見直す良い機会になるので、多くの大学院生(主に博士課程に進む学生)がチャレンジする。
ちなみに、私は現在、別の支援制度「JST次世代研究者挑戦的研究プログラム」から支援(月20万円&研究費年30万円)を受けており、お金には正直あまり困っていない。
だが、学振の応募を通して研究計画をブラッシュアップできるので、今年もチャレンジ中である。
学会発表も大学院生の重要な仕事
年に数回、学会発表の機会もある。
私はまだポスター発表しか経験がないのだが、スライドを使って壇上で発表する「口頭発表」もある。
発表のためには、抄録(発表概要)を提出したり、ポスターやスライドを作成したりと、準備も意外と大変である。
また、他の研究チームと進捗を共有するためのプレゼン資料を作る機会もあり、「伝える力」も磨かれていく。
自由だけど、自分に返ってくる大学院生活
博士課程の生活は、よく「フリーランスに近い」と言われる。
出勤時間が決まっているわけではないので、サボればその分だけ自分に返ってくるし、頑張れば頑張った分だけ成果にもつながる。
もちろん、研究室によっては出勤時間が厳しく決められているところもあるが、基本的には自分でスケジュールを管理していく必要がある。



例えば私の場合、そんなに厳しい研究室ではないので、月曜日を自主的に休みにして土日月の3連休で旅行に出かけることもある。
だが、その分3日連続で休んでも大丈夫なように、自分でスケジュールや実験計画をあらかじめ練っておかないと、後でしっぺ返しを受けることになる。
それでも、自分で休みを調整できるという点は、大学院生のある意味メリットかも知れない。
まとめ:大学院生の生活は「研究を形にする毎日」
改めてまとめると、大学院生(特に博士課程)の日常は以下のようなことを繰り返している。
- 実験(細胞・動物)
- 論文執筆
- 書類作成(研究費申請など)
- 学会発表
- プレゼン資料作成
最終的な目標は、自分の名前で論文を出すこと。
そのために日々試行錯誤を重ねているわけだ。



もちろん、毎日研究ばっかやってるわけではなく、時には遊ぶこともある。
だが、最終的には結果を形に残さなければならないので、プレッシャーとの戦いの中でやりくりしている感じだ。
本記事の内容が、「大学院に行ってみたい」「大学院生のリアルな生活が知りたい」という方の参考になれば嬉しい。