雪道ってスタッドレスタイヤだけで大丈夫？長野県民がおすすめの対策も解説

冬になるとスキーやスノボ、また実家などに帰省する際に雪道を車で運転する機会がある。

雪国でない地域の方やあまり雪道を走らない方にとっては、スタッドレスタイヤだけで大丈夫なのか不安になる。

今回は、そんな私から「雪道をスタッドレスタイヤだけで走って大丈夫なのか？」というテーマについて記していく。

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雪道ってスタッドレスタイヤだけで大丈夫？

基本、大丈夫…だけど

私の意見としては、

私自身、今までスキー場へ向かう道や冬の峠道などをスタッドレスタイヤのみで数え切れないほど走ってきた。

だが、スリップをして衝突事故を起こしたりタイヤが空転して立ち往生をしてしまったりしたことは一度もない。

（もちろん、今まで単に運がよかっただけとも言える）。

また、スタッドレスタイヤにも言えることだが、チェーンを付けていれば絶対安心かというとそういうわけでもない。

正直、タイヤどうのこうの・チェーンどうのこうのより、安全運転を徹底することのほうがもっと重要である。

ただ、詳細は後述するが、少なくともノーマルタイヤで雪道を走ろうとするのだけは絶対やめた方が良い。

また、これも後述するが、悪天候時などにチェーンを付けてないと走行できない道も稀にある。

御守り代わりの意味も込めて、車に常にチェーンを積んでおくのがベターだろう。

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ここからは、私が思うスタッドレスタイヤだけでも大丈夫な理由を記していく。

スタッドレスタイヤだけでも大丈夫な理由

ぶっちゃけチェーンを付けてる車、ほぼいない

長野県に住み始めてもう6年以上になるが、正直冬場にチェーンを付けて走ってる車をほぼ見たことがない。

あるとしても、バスやトラックといった大勢の方の命や大事な商品を運んでいる車のような、万が一事故を起こすとどえらいことになる車くらい。

スピードは出ないわうるさいわ外したくてもすぐ外せないわ…

一言で言って「超めんどくさい」のである。

もちろん、冬場の峠道やスキー場へ向かう道などを行く際は、本当はチェーンを付けたほうが安心・安全ではある。

だがそういう道がずっと続くわけではないし、急に現れたりもする。

そのたびに外したり付けたりしていたら、文字通り「超めんどくさい」。

それに経験上、慎重に安全に走ればスタッドレスタイヤだけでも結構走れてしまうので、みんな（特に地元民）チェーンは付けないのである。

チェーンを付けないと走れない道・タイミングもあるので注意

といっても、国土交通省はチェーンを付けて走ることを推奨しているし、現にチェーンを付けないと走れない「チェーン規制」をしている道も実際にある。

詳細は以下国土交通省公式HPを参照されたい。

ただ、常にしているわけではなく、大雪が降ったときや気温が非常に低いときなど、あくまで限定的ではある。

場所も、急な勾配がある道や積雪量が多い場所など、限られている。

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おすすめの対策

御守り代わりにチェーンを車に積んでおくのがベター

スタッドレスタイヤだけでも大体の道は走れるのだが、先述したようなこともあるので、万が一に備えてチェーンを車に積んでおくのが一番無難だろう。

チェーンを持っていないと迂回路を回るよう指示されたり、最悪目的地にたどり着けないこともありうる。

この道は長野県側から志賀高原を通って草津方面へ抜ける道で、途中に地獄谷野猿公苑や国道最高標高地点などがある結構有名な道。

だが冬場は峠道が10km以上続くし、標高が結構高いので道がバッキバキに凍っている事が多い。

そのため、冬の時期になると入口手前で係の方が立っていてチェーンを付けるよう指示をしている。

といっても悪天候でなければ、チェーンを付けていなくても通してくれる事が多い。

だが、道自体はかなりデンジャラスなので、運転に不慣れな人でこのような道を行く際は、入る手前でチェーンを付けたほうがよい。

こういったことがあるため、やはりチェーンは車に積んでおくだけでも効果がある。

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ノーマルタイヤは絶対ダメ

また、どんなにあなたが運転に自信を持っていたとしても、ノーマルタイヤで雪道を走ろうとするのだけは絶対やめた方が良い。

冬用ではないので事故が起きやすいのは言うまでもなく、ノーマルタイヤだと通行できない道に出くわしたときに非常に困る。

例えば、長野県内の高速道路でいえば信濃町ICのあたりでよく交通規制がある。

路上に係の人がいて、一台ずつタイヤをチェックし、ノーマルタイヤの車を止めている（スタッドレスタイヤはタイヤの溝が特徴的なので、遠くから見てもすぐわかる）。

もしそこであなたの車がノーマルタイヤだったらどうなるだろうか。

チェーンなら、持っていればその場で付けて運転を再開できるが、スタッドレスタイヤはそうはいかない。

近くのタイヤ店を探して、でも開店時間まだだからそれまで待たなきゃいけなくて、そこで買って取り替えてもらって、でも順番待ちでずっと待たされて…

そうならないためにも、事前にスタッドレスタイヤに替えておく、スタッドレスタイヤ装備のレンタカーを借りるなどしておくとよい。

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「4WDかどうか」も結構大事

これはあくまで私の持論なのだが、「あなたの車が4WDであるかどうか」は結構重要である。

4WDとは「4輪駆動」を意味するものだが、たいていの乗用車は前輪 or 後輪だけが駆動するいわゆる「2輪駆動（2WD）」。

2WDは4WDほど車の構造が複雑ではなく車体が軽いため、車両価格が安く加速に強く燃費も良い。

だが、雪道などのオフロードだと4WDのほうが圧倒的に強い。

4WDは前輪も後輪も駆動するので、車内構造が複雑になって車体が重くなり、車両価格は高くなるし燃費も悪くなってしまう。

しかしぬかるんだ道や凍った道、雪に埋もれた道のような悪路でもガンガン走れる。

大雪の日に駐車場に車を止めていると周りが積雪で埋もれてしまうが、そんなのお構いなしにブチ抜いて発車できる。

凍った斜面でタイヤが空転・あるいはスリップするようなことも少ない。

逆に、2WDの車は悪路に非常に弱い。

実際、これまで私も路上で立ち往生してしまった車を何度か目にしたことがあるが、そういった車のほぼ100%が2WD（後輪だけが空転しているのですぐわかる）。

もちろん、4WDなら絶対安心というわけではない（車体が重い分、急ブレーキをかけた際に停止するまでの距離が伸びやすい欠点もある）が、2WDで行くよりはずっとましである。

まとめ

今回は、「雪道ってスタッドレスタイヤだけでも大丈夫なの？」というテーマで記してきた。

私の考えは、「大丈夫だけど、一応チェーンは車に積んでおいた置いた方が良い。4WDだともっと良い。でもそれらを過信せずに慎重に運転するのが一番大事」。

雪道では普段以上に安全運転を心がけ、充実したウィンターシーズンをお過ごしいただきたい。

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