※本ページはプロモーションが含まれています※
【ブログ】八方池のトレッキング、初心者でも大丈夫?経験者が解説
- 八方池をトレッキングしてみたい!
- コースの雰囲気ってどんな感じ?
- 初心者でも大丈夫?
- 実際に行った人、教えて!
北アルプスの絶景を気軽に楽しめる人気スポット、八方池。
「気軽」とはいえど、始めていく方にとっては不安なことも多い。
私は長野県在住6年目、今年の6月に八方池を訪れた。
今回は、そんな私からコースの雰囲気、実際に体験してみて気付いた注意点などを解説していく。
結論から書くと、
トレッキング初心者でも十分行けるが、靴や帽子など装備はきちんと用意していたほうがよい。
これから八方池を訪れようと考えている方々の参考になれば幸いである。
コース
白馬八方尾根公式HPの図をお借りして、はじめにおおまかなコースの紹介をしていく。
麓からゴンドラ&リフトが運行しており、八方池まではゴンドラ1本・リフト2本を乗り継いだあと、1~2時間ほど山道を登ると到着する。
(※コース途中の黒菱から向かうルートもあるが、今回は割愛する)。
ゴンドラ&リフトが全てセットになったチケットがあり、それをゴンドラ乗り場で購入すると良い。
また、ゴンドラ・リフトの営業時間は平日は8:00~16:50、休日は7:30~16:50であることが多い。
(※詳細については必ず公式HPを参照されたい)。
あまりギリギリの時間まで上にいると帰ってこれなくなるので気をつけたい。
ここからは、早速詳細なコースの雰囲気・注意点などをを紹介していく。
八方ゴンドラリフトアダム
八方池へ行く最初のゴンドラ、「アダム」。
ゴンドラ乗り場の手前にチケットセンターがあるので、そこでチケットを買う。
行き先を聞かれるので、「八方池まで」といえばOK。
実はこのゴンドラ、八方池の先にある唐松岳へ向かうためのゴンドラでもある。
しかし、唐松岳へ行くには登山届が必要だし、そもそも唐松岳は初心者が簡単に登れる山ではない。
おそらくその確認の意味も兼ねて聞いているのだろう。
支払いは現金だけでなくクレジットカード、各種電子マネーにも対応している。
だが、もしもの場合に備えて一応現金も用意しておくとGood。
ゴンドラは最大6人乗りのコンパクトなもの。
これに8分ほど乗り、次のリフト乗り場、兎平へ。
兎平(アルペンクワッドリフト)
ゴンドラを下りて1分ほど歩くと次のリフト乗り場、兎平につく。
ここにあるアルペンクワッドリフトは4人乗り。
結構地面すれすれを行くので楽しい。
ただ、このあとのリフトにも言えることだが、リフトに乗っている最中に荷物を落とすと結構面倒。
リフトに乗る際はリュック等は前に持ち、手荷物を落とさないように注意。
約7分ほどで次のリフト乗り場、黒菱平へ到着する。
黒菱平(グラードクワッドリフト)
黒菱平に到着。
ちなみに、まともなトイレがあるのはこの黒菱平が最後になる。
これ以上上へ行くと、水洗式でなかったり初夏や秋など雪のある時期には閉鎖されたりしている。
気になる方はこの黒菱平で済ませてしまうのがおすすめ。
ここから4人乗りのグラードクワッドリフトへ。
こちらも地面すれすれを通過しつつ、絶景も拝めるので楽しい。
約5分ほどでリフト降り場、八方池山荘に到着する。
八方池山荘
八方池山荘に到着。
ここから八方池まではすべて徒歩、いよいよ本格的な山道になっていく。
階段のある歩きやすい道だけでなく、岩でゴロゴロした道もある。
また、それなりの勾配な道を登っていくので、休憩・水分補給等はこまめに行なっていきたい。
第2ケルン(息ケルン)
八方池山荘から八方池までの道の中間地点にあるポイント。
ここまでくれば八方池まであと少し、といった感じ。
ちなみに「ケルン」とは登山用の道路標識のようなものだが、稀に慰霊碑として設置されていることもある。
この「息(ヤスム)ケルン」は慰霊碑。
昭和12年に猛風雪によってこの地で遭難し亡くなった息子のためにその父が建てたものらしい。
登山は常に危険が伴うということを改めて思い知らされる。
また、このあたりになってくるとほとんど岩だらけの道になる。
歩く際には十分に気をつけながら進みたい。
八方池
八方池に到着。
この日は生憎の天気であったし時期がまだ6月で残雪もあったため最高のコンディションではなかったが、非常に美しい眺めだった。
池はもちろん、北アルプスの稜線が非常に美しい。
また、この日は帰りのほうが天気が良く、歩いていて爽快であった。
このアルペンラインは八方池だけでなく、北アルプスや白馬の街並みも望むことが出来るとても楽しいスポットなのでおすすめだ。
八方池はトレッキング初心者でも行ける?
ここからは、実際に八方池まで行ってみた私が「八方池はトレッキング初心者でも行けるのか?」というテーマについて考察していく。
トレッキング初心者でも行けるが…
そもそも何をもって「トレッキング初心者」と呼ぶべきか議論は必要であろうが、ひとまずの私の考えとしては、
「トレッキング初心者でも十分行けるが、侮らないほうがよい」。
八方池までの道の行程は、麓からひたすら登るような本格的なものではないので、行動時間は非常に短く、計画が少々甘くてもぶっちゃけなんとかなる。
また、整備された道が多いので比較的歩きやすく、そういった面でも初心者向きといえる。
実際私が行った際も、小学校に入るか入らないかくらいの小さな子が元気よく登っている場面に何度か遭遇した。
軽装で行くと危ないし、目立つ
だが、道が整備されているといっても、前述したようにゴロゴロした岩場も結構ある。
また、標高が上がるとその分日差しや紫外線の影響も受けやすい。
私が行った際は、スニーカーのような薄っぺらい靴で登っていたり、都内のカフェに行くような格好で日傘をさしながら登っているような方もいた。
ラフな格好でいくと、上りはなんとかなっても下りが非常に危ない。
簡素な靴で行けば岩場で脚をくじく危険が高まるし、そもそも靴がダメになってしまう可能性が高い。
日傘をさしながら行動するくらいなら、長袖の服を着用して帽子をかぶって両手をあけたほうが絶対良い。
また、あまりに軽装で行くと、安全性はもちろん、そのような格好は山だと結構目立つので(笑)それなりの格好はしていったほうがよい、というのが私の考えだ。
トレッキングシューズならネットでも安く買えるし、アウトドア用の服ならワークマンなどで手頃な値段で手に入れることができる。
自分で書いておいてなんだが、「初心者でも行ける」という情報に惑わされず、相応の準備をすることが八方池に行く際は肝心だ。
まとめ
今回は八方池に実際にいってきた私から、コースの雰囲気や注意点などを紹介してきた。
それなりの格好でいかないと危険な箇所もあるが、全般的に初心者でも十分に行ける場所。
八方池の神秘的な光景や美しい北アルプスを眺めながら歩くアルペンラインは非常に爽快だ。
本記事を参考に、より多くの方に八方池ならびに長野県に訪れていただけたら幸いである。