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【旅行記】大学3年の夏休みに、車中泊しながら北海道1周した話~9日目~
皆様、ごきげんよう。私の名はトットマン。現役大学院生である。
これは車中泊しながら北海道一周を達成した、私の体験記である。
今回は9日目。北海道知床から根室市までの旅の行程を振り返っていきたい。
9日目(2021.8.24)
ルート
道の駅うとろ・シリエトクを5時半ごろ出発。
まず、天に続く道へ再アタック。
天に続く道
昨日よりはきれいに見えた。
やはり夕暮れ時が一番いいのかも知れない。
その後、知床・羅臼ビジターセンターへ。
知床・羅臼ビジターセンター
知床は、ほぼ地域全体が国立公園。
しかも国立公園内全域がヒグマの生息地域という、かなり特殊な環境だ。
環境保護のため、そして自分の身を守るため、事前学習が大切だ。
ヒグマについて学べる記事も当HPに載っている。
HPで予習しておくのも良いだろう。
事前知識を備えた後、フレペの滝へ。
フレペの滝
知床八景の1つ。
フレペの滝自体は、正直しょぼい。
だが、そこにたどり着くまでが、絶景の連続だった。
思わぬ珍客にも出会った。
ちなみに、私は早朝に、しかも1人で行った。
このあたりはヒグマも思いっきり出る。
人気のない時間に、しかも1人で行くというのは、本来めちゃくちゃ危険な行動である。
私はたまたま無事に帰ってこれたからよかったが、おすすめはしない。
単独行動だと、万が一ヒグマと遭遇した際に生還できる確率が大幅に減るからだ。
できれば複数人で、そして人がいるときに行くのがおすすめだ。
また、万が一に備え、↓のようなものがあるとなお安心だ。
フレペの滝をあとにし、知床世界自然遺産センターへ。
知床世界遺産センター
ここには世界自然遺産である、知床五湖がある。
知床五湖
湖内には様々なルールがあるので、訪れる際は必ず公式HPなどで事前に確認されたい。
公式HPの図をお借りして、知床五湖について一応簡単に説明させていただく。
知床五湖は、その名の通り、一湖~五湖の5つの湖がある。
そのうち、誰でも行けるのは一湖の一部のみ(高架木道)。
それ以外はセンター内で事前講習を受け、料金を支払わないと入れない(地上遊歩道)。
具体的に説明すると、知床五湖には散策路が2つある。
高架木道
湖内に高い木道が張り巡らされており、下には電気柵が設けられている。
なので、動物から攻撃を受ける心配がなく、誰でも安全に歩けるわけだ。
これで巡れるのは一湖の一部のみ。
その他一湖の残り部分および二湖~五湖は、次に紹介する地上遊歩道を歩かないとたどり着けない。
地上遊歩道
これで一湖の残り部分&二湖~五湖のすべてを回ることができる。
しかし、高架木道のような安全設備は備わっていない。
つまり、万が一ヒグマに遭遇した場合、自分で身を守らねばならない。
そのような状況で散策することになる。
実際ヒグマの目撃情報が出た際は、その日は終日地上遊歩道が閉鎖になる。
なので、その日に入れるかどうかは運次第だ。
地上遊歩道を行く際は、先述した通り事前にヒグマや環境保護に関する講習を受け、料金を支払う必要がある。
といっても講習は10分ほどで終わるし、常時開催している。
さらに、ヒグマの活動期である5月~7月は講習だけでなくガイド付きでないと歩けない。
こういった情報を踏まえ、地上遊歩道を行く際は自己責任で向かうことになる。
繰り返しになるが、詳細は必ず公式HP等で確認されたい。
以下のような動画も参考になるので、よければご覧いただきたい。
私はまず、高架木道より一湖を巡った。
個人的には、一湖だけでも十分すぎるほど楽しかった。
鹿さん発見。
鹿さん、あんま近づくと死んじゃうから気をつけてね。
その後センター内にて講習を受け、地上遊歩道へ。
手つかずの自然を歩ける。
ドキドキ感も含め、楽しかった。
一番良かったのは、やっぱり一湖。
高架木道の裏側から見ると、本当に美しい。
地上遊歩道は危険と隣り合わせではあるものの、しっかり知識を身につければ安全に歩くことができる。
環境に配慮しつつ、ぜひ一度地上遊歩道を散策してみていただきたい。
散策を終えたあと、センター内で流氷サイダーを実食。
美味しかった。
その後、カムイワッカの滝へ。
カムイワッカの滝
知床八景の1つ。
「カムイワッカ」とはアイヌ語で「神の水」を意味する。
常時温水が流れる、不思議な滝だ。
しかも弱酸性なので、入ると若干ヒリヒリする。
滝の上から見る景色もなかなか良かった。
私が行った当時は予約なしでも自由に行けたのだが、今はどうやら違うらしい。
観光客が増えたからだろうか。
こちらも、寄る際は必ず事前に情報を確認されたい。
また、道は結構細いし山道なので、車で行く際は気をつけたい。
しかし、道中で見れる景色も素晴らしかった。
ちなみにこのカムイワッカ湯の滝から先は、ヒグマの聖域。
一般人は入れず、もちろん車でも行けない。
最低でも二泊三日かけて歩いていくか、船やシーカヤックで海から行くしかない。
まさに、日本最後の秘境。
ぜひ一度行ってみたいものだ。
その後、知床で有名なラーメン屋さん、波飛沫へ。
波飛沫
あっさりとんこつラーメン。
美味しかった。
その後、知床と羅臼町を隔てる、知床峠へ。
知床峠
知床八景の1つ。
本当は絶景のはずだった。
霧でなんにも見えず。
いつかまた、再チャレンジしたい。
知床峠を超え、クジラの見える丘公園へ。
クジラの見える丘公園
天気がいいと、北方領土・国後島が見える。
さらに運がいいと、海面にクジラやシャチの群れを望めることも。
しかし、この日は生憎の天気で、またもやなんにも見えず。
気を取り直し、日本最東端、納沙布岬へ。
納沙布岬
9日目にしてようやく日本最東端に到着。
生憎の天気ではあったが、たどり着けてよかった。
来てみた感想としては、「北方領土問題の影響をめちゃくちゃに受けまくった土地」、という感じ。
いたるところに「北方領土を返せ!」的な看板やモニュメントがある。
納沙布岬から北方領土の1つ、歯舞群島・貝殻島を望むこともできる。
ロシア語表記の看板とかも多かった。
天気のせいもあっただろうが、なんとなく悲劇的な暗い町、という印象だった。
根室市役所にて、日本本土四極到達証明書を入手。
残すはあと2枚。今後乞うご期待。
その後、車中泊予定地、道の駅スワン44ねむろへ。
道の駅スワン44ねむろ
周りはマジでなんにもないので、買い物等は途中で済ませることをおすすめする。
夕食は確か寿司を食べた。
確かこのお寿司屋さんだった気がするのだが、記憶が定かでない。
美味しかったことだけは覚えている(笑)。
お風呂は市内の銭湯で済ませた。
総括&次回予告
今回は9日目の行程を振り返ってきた。
人生でそうそう訪れることのない秘境を巡ることができ、非常に充実した1日だった。
次回は10日目。
道東のおしゃれタウン、釧路へ向かう。お楽しみに。
次記事はこちら↓。